コンビニが旅の拠点になる理由
日本のコンビニは、飲み物やお菓子を売るだけの店ではありません。弁当やおにぎり、その場で温めてくれる総菜、洗面用具や下着などの日用品がそろい、海外発行のカードで現金を引き出せるATM、コピーや印刷、宅配便の受付、各種チケットの発券まで一か所で済む店舗が多くあります。都心のコンビニは二十四時間営業が多いものの、すべてではなく、観光地や地方では夜に閉まる店もあります。宿の近くのコンビニの場所と営業時間を初日に確かめておくと、夜遅くに急に必要な物ができたときに心強いと海外からの旅行者に伝えています。
レジで交わす言葉
コンビニのレジでは、短い質問をいくつか受けます。弁当を買えば温めるかどうか、袋が要るか、箸やスプーンを付けるか、ポイントカードを持っているかを聞かれます。日本ではレジ袋が有料なので、必要なら自分から伝える必要があり、エコバッグを一つ持ち歩くと便利です。ポイントカードがなければ、首を横に振るか「ないです」と言えば済みます。最近は客が自分で画面を押して支払い方法を選ぶレジが多く、店員が画面を指したら、現金やカードなど使う方法を押せば大丈夫です。言葉が通じなくてもたいていは身振りで解決するので、怖がる必要はありません。
食べ物を選ぶ
三角おにぎりは、のりが湿らないようにフィルムで分けて包んだものが多く、包装に書かれた番号の順に開ければきれいに開きます。レジ横の保温ケースや揚げ物の棚にある商品は、名前や番号を店員に伝えて注文します。期限表示は二種類を区別しておくとよいでしょう。一つは消費期限で、弁当やサンドイッチのように傷みやすい食品に付き、その日までに食べれば安全という意味です。もう一つは賞味期限で、お菓子や缶詰のように日持ちする食品に付き、おいしく食べられる期限を示します。消費期限を過ぎたものは食べないほうが安全です。
コンビニでのマナー
店内にイートインの席がある店もありますが、そうした場所がない店の前で長く座り込んで食べると、近隣の住民の迷惑になることがあります。店のごみ箱はその店で買った物のごみを捨てる場所という意識が強いため、よそで出たごみをまとめて捨てるのは避けましょう。トイレを貸してくれる店もありますが、防犯や衛生上の理由で使えないようにしている店もあるので、店員にひと声かけてから使うのが礼儀です。レジ待ちは一列に並び、空いたレジへ進む方式が多く見られます。
ドラッグストアで買えるもの
日本のドラッグストアは、薬局というより大きな日用品店に近い存在です。風邪薬、胃腸薬、湿布などの一般用医薬品と並んで、化粧品、洗剤、お菓子や飲み物まで売っているため、海外からの観光客にも人気があります。一般用医薬品はリスクに応じて分類されており、一部の薬は薬剤師や登録販売者の説明を受けてからでないと買えません。そのため、薬剤師がいない時間帯には特定の薬を販売しないことがあります。棚に空箱だけが並んでいる薬は、その箱をレジへ持って行き、説明を受けてから買う仕組みの場合があります。
薬を買うときに確かめること
同じ症状の薬でも、成分や含有量が旅行者の母国の製品と異なることがあります。箱の絵や名前だけで選ばず、次の点を確認するよう勧めています。
- 翻訳アプリで成分、一日の用量、服用の間隔を読む
- 常用している薬や持病があれば薬剤師に伝えて相談する
- 子ども用と大人用を区別し、年齢の目安を確かめる
- 帰国時に持ち帰れる種類と量かどうかを確認する
- 症状が数日以上続いたり悪化したりしたら、薬ではなく医療機関を受診する
免税ショッピングの基本
日本には、短期滞在の外国人旅行者が一定の条件を満たすと消費税が免除される制度があります。対象店舗で旅券の原本を提示する必要があり、一日一店舗あたりの購入金額の条件や、化粧品や食品などの消耗品は出国まで開封しないといった条件が設けられてきました。ただし、免税の方式を改める見直しが発表されるなど制度は変わり続けているので、購入時の金額基準や手続きは観光庁や国税庁などの最新の公式案内と店舗の説明で確かめる必要があります。帰国時に母国の免税範囲を超える場合は、税関での申告が必要になる点も忘れないようにしましょう。
よくある失敗と注意
価格は税込みの総額表示が原則ですが、税抜き価格を大きく、総額を小さく書いている店もあり、レジでの金額が予想と違うように感じることがあります。服や靴はサイズの表し方が国によって違うため、試着するか寸法を確かめてから買うのが安全です。ドラッグストアで化粧品やお菓子をまとめ買いすると、預け荷物の重量を超えやすいので、航空会社の基準を事前に確認しておきましょう。何より薬は軽い不調に使う程度にとどめ、症状が続くときは専門家の診察を受けることが先決です。
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